
ヒノユクエ Lyrics
- Genre:Pop
- Year of Release:2024
Lyrics
錆びついた夜の隙間で
壊れた街灯が揺れている
失くしたもの数えながら
僕は今日も彷徨ってる
風に消えそうな声で
誰に届くかも知らないまま
孤独に踊る影たちを
指先でなぞる
手を伸ばしても掴めない光
胸に残る痛みだけが
生きている証明なら
この世界を愛せるだろうか?
捨てられた思い出の欠片
雨に濡れたノートの文字
流れていく景色の先に
僕は君を見つけたい
擦り切れた声で歌う
まだ名前のない感情を
崩れそうな明日の影に
言葉を紡ぐ
行き場をなくした祈りが
誰かの胸に届くなら
歪んだ夜の果てでも
希望の灯を灯せるだろうか?
君と僕で見た空は
瓦礫の海に溶け込んで
それでも滲む朝焼けが
僕らを赦してくれるから
君の瞳に映る景色が
まだ見ぬ未来のカケラなら
壊れた昨日も涙も
全部抱きしめてみたいんだ
傷跡だらけの記憶さえ
歌に変えられるのなら
僕たちは何度でもきっと
新しい明日を描ける
何も持たない僕だけれど
君と見つけた光なら
繋いだ手の温もりが
世界を変えるはずさ