部屋のドアは鍵が開いたまま Lyrics

最終列車の窓に映ったただの男は

終わりを今か今と

いつものルーティーン

体に染み付いた帰路を 惰性でなぞっていく

駐輪場の奥に錆びれた自転車

ポケットの鍵を探している

いつものコンビニ 一人分の酒と食べ物

少なく感じている

愛してくれた女がいたこと

愛していると伝えそびれたこと

それでも君は笑っていたこと

部屋のドアは鍵が開いたまま

電池切れの時計のように止まった空っぽの頭がやけに重く感じる

いつものノートに書き出した思いを消す度　消しゴムが減っていく

たまにはのんびり何所かに行こうと思うけど　明日も平日だな

いつものアパート二階角

吹き抜ける風が窓の外で鳴いてる

愛してくれた女がいたこと

忘れられない言葉があること

今でも僕はまだ持っていること

今でも君が笑っていること

衒いのない言葉でも言えばよかったと

今更僕には言えやしない事事

それでも僕はまだ持っていること

部屋のドアは鍵が開いたまま

愛してくれた女がいたこと

愛してくれた女といたこと

今でも君が僕を動かしていること

今でも僕は

もうこれ以上 進めやしない

もうこれ以上 歩けやしない

もうこれ以上 忘れられない

結局眠れずにまた身支度を済ます

靴下が見つからないな

いつものアパート二階角

見たくない朝が窓の外で鳴いてる